「まごころ*花」は東日本大震災で被災した
岩手県の大槌町の仮設住宅暮らしの方の
生活支援が目的のプロジェクトです。

首都圏などのアーティスト達が
雑貨用の素材やパーツを制作・提供し、
そのパーツを使って仮設住宅で暮らす女性たちが
シュシュやブローチなどの雑貨を手縫いで仕立てあげ、
出来上がったハンドメイドの雑貨を
被災者支援バザーやネットショップなどで
全国のお客様に販売をして、その売上を
制作に関わった方の手にしていただくという支援です。
昭和園仮設でのワークショップ
 
こんばんは、イラストレーターで雑貨アーティストの森祐子です。現在「まごころ*花」という東日本大震災の被災者生活支援プロジェクトを立ち上げ、進行しています。

まごころ*花プロジェクトについては、この記事をお読み下さい。

このプロジェクトは、岩手県遠野市の大槌町の仮設住宅の代表の方からお話をいただき、ボランティアネットワークの遠野まごころネットさんにご協力をしていただいて進めています。




3月29日の深夜バスで30日に遠野まごころネットさんに着いて、30日、31日、4月1日と釜石市で二カ所、大槌町で一カ所のまごころ*花のワークショップを行い、4月2日早朝に東京に戻りました。

今日は30日の釜石・鵜住居仮設でのワークショップ、31日の大槌町小鎚の仮設のワークショップに続いて、釜石・昭和園グラウンドの仮設住宅の集会室でのワークショップのことを書きます。


こちらの釜石・昭和園グラウンド仮設は、まごころ*花をご提案下さった大槌町小鎚の仮設住宅の代表の臼澤良一さんに、今回の遠野まごころネット行きの直前にご紹介をいただきました。良一さんによるとこちらの仮設住宅はあまりボランティアのサポートが行き届いていなくて、被災者のみなさんがかなりご苦労をなさっているとのことでした。

良一さんからはただ「ワークショップをやって下さい」とおっしゃられただけした。それは今回一回限りの手芸のワークショップなのか、それとも今後まごころ*花プロジェクトを始めるという前提のワークショップなのかが、今ひとつ私にも解りません。
また、まごころ*花を始めるとしたら、そのために資材を集めたりする必要があります。ただでさえ手薄なシュシュ作りにヘアゴムの金具付け、これ以上の数の確保が出来るかどうか。
更に一番の問題が。こちらでまごころ*花を始めたとしても、販路が開けるかどうかが全く解りません。まごころ*花プロジェクトは、森が出来上がった製品を買い取って、製品を販売して下さる方にも基本買取をお願いして進めています。そうやって在庫を出来るだけ出さないようにしていますので、供給が多くなり過ぎると買取が出来ずに被災者の方へお支払いが出来ません。(被災者の方へのお支払いの掛け率など、詳しくはこの記事をお読み下さい。)

そのことは前日の電話での打ち合わせで、昭和園仮設でのワークショップを希望なさったみえこさんに正直にお話をしました。それでもとりあえずまごころ*花のワークショップをして欲しいとのことでしたので、昭和園グラウンドの仮設住宅に行きました。

今回私のお手伝いをして下さるのは、遠野に在住でボランティアをなさっているOさん。私の母より、少し若いぐらいでしょうか。私は神奈川県在住ですので、東北には二ヶ月に一度ぐらいしか行けないので、岩手の人にサポートをしていただけるととっても助かります。

昭和園仮設住宅は昭和園グラウンドの中にあります。野球のスコアボードやネットが張ってある中に作った仮設住宅です。お約束した11時よりも1時間早い10時に到着しました。みえこさんに電話をして、集会室にご案内してもらいました。

集会室はこんな感じ。壁にモザイク状にカラーボードが貼ってあって楽しげな雰囲気です。

集会室の中にも、美術学校の学生さんの手作りのパッチワークが一面に貼ってあり、明るい印象です。この昭和園の集会室はテーブルと椅子が設置されていました。今までは和室でのワークショップだったので新鮮。

少し待っていましたら、今回のワークショップの参加者の方々がやって来ました。

まずはまごころ*花のちらしを全員に配って、それから出来上がったレースのシュシュやフェルトフラワーのヘアゴムをお見せして、まごころ*花の説明をしました。「こういうプロジェクトなんですが、今後こちらで始めるとしても資材の確保などでスタートが2ヶ月後から、そして販路が開けていないので数多く買取が出来るか解りません」と。それでもみなさん、手芸教室みたいな感じで集まるきっかけにしたいと言って下さって。和気あいあいとした空気でワークショップは始まりました。


クルミボタン作り、シュシュのゴム通し、シュシュのゴム通し口を綴じる、レースからお花を作る、最後にシュシュとレースフラワーとクルミボタンをセットして付ける。みなさんにひとつひとつやってもらいました。

この時のメンバーは、私を含めて髪の長い人が一人もいませんでした。でも「腕をまくる時に押さえるゴムにしよう!」と誰かが言って、みんな「そうしよう、そうしよう」ということに。

昭和園仮設のみなさんは、大槌町の花っこ隊みたいにお針子さん出身といった方々ではなく、手作りや手芸が大好き!というみなさんでした。大槌町や釜石・鵜住居の花っこ隊よりも若干年齢も若い感じ。

お昼ご飯までの2時間で、レースフラワーシュシュは完成しました!ここでみなさん退出。1時間のお昼休みです。

お昼ご飯はコンビニで買っていたのですが、なんとボランティアのOさんが私の分まで作って来てくれていました!!

じわーーん。栄養士でもあるOさんの、考え抜かれた手料理。ボランティア3日目で総菜ばかり食べて、徐々に栄養が偏りつつある私には一番ありがたいお昼ご飯。あまりにも美味しくて、一気に全部食べてしまいました。うーん、ボランティアに行くと太る。。Gパンがきつくなりつつあります。。。


1時にはみなさんが戻って来たので、午後のワークショップ。

午後は10センチ×50センチの生地を手縫いでシュシュにするというもの。全て返し縫いでやりますので、結構時間がかかります。それでも1時間半ぐらいで全て出来上がりました!


今日作ったものたち。全員分だとこれだけのボリュームになります♪

時間が余ったら出来るようにと、Oさんがペットボトルから作る針刺し状の指輪のワークショップをするための資材を用意してくれていました。2時半からは本日3つめのワークショップ。

1時間足らずで完成!


可愛らしい針刺しです!指輪タイプは便利ですね。ちょっとした物を縫う時に使えます。

こちらの集会室は、今までお伺いした集会室では一番、和気あいあいとした空気が流れていました。ワークショップの途中にも、おじさんたちが高校野球を見ようと集会室のテレビに集まっていました。この日は準決勝だったのですが、私の在住の神奈川県の横浜高校と東東京の代表校。おじさんたちに混じって、私もついつい興奮。接戦だったのに横浜高校に不利なちょっと変な判定があって、みんなでブーイング。そうしたら別のおじさんもやって来ました。「いや〜 家で見てたんだけど頭来ちゃってさ!」って。一人で見るよりもみんなで見る方が楽しいですよね、高校野球は。

釜石の集会室には、釜石市から派遣された職員さんもいます。9時から5時まで集会室を開けて暖房で温めてくれるそうです。仮設住宅のみなさんや子供たち、周辺の住人とも交流があるし、何よりも誰もいない時に子供が一人になることがないので良いですね。(大槌町小鎚の集会室では、ボランティアさんが帰ってしまった後に子供たちだけになってしまう時間が出来てしまうのが少し心配だなあと1月に行ったときに思いました。)

それからこちらの集会室のテーブルに広告で作ったこういう紙の箱が置かれていて、気になっていました。

今日のメンバーの中の一人のおばちゃんが、不要な紙を使って作ってくれていたのですね!四角い箱の折り方は知っているのですが、この折り方は解りません。内側がきゅっと細くなっていて素敵です。みんな終って片付けた後に折り方を教えてもらいました。

これ、広告で小さめに作って、今でも私の仕事机で使っています。雑貨を作っていると小さなゴミがいっぱい出ますので、ひとつ置いておくと便利です。英字新聞で作って、マスキングテープでちょこっと補強したりするとインテリア的にも良さそう。

最後に恒例の記念撮影。

みなさん、今回のワークショップを本当に喜んで下さって。もし、まごころ*花が(売れなくて)仕事として成立しなくても、この後も、私に色々なものの作り方を教えて欲しいと言って下さって。なんだかじーーんとしてしまいました…!!
まごころ*花って、始めた当初から「仮設住宅に引きこもりがちな人に出て来てもらうきっかけに、それでみんなで針仕事しながらお茶菓子でも食べて、そのお菓子代ぐらいになったら」というものだったはず。

それが進めるうちにこちらの気持ちが「被災した方にお金をお支払いしなくては」というのが一番になって来てしまっていました。もちろんお金も大事。だけど、それだけじゃないんですよね…。

初心に戻ることが出来た一日でした。

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まごころ*花プロジェクトへのお問い合わせ等ございましたら、下記のフォームよりご連絡をお願いいたします。

https://www.rental-system.com/fmpc/user/13760396/


48時間以内に森の方から返信メールをさせていただきます。
(※もし48時間が過ぎましても森からの返信メールがない場合、メールソフト等の不調も考えられます。このブログのコメント欄からご連絡をお願いします。)

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